看護の潮 看護学形成への探求
看護学の確立に思う
看護の実践と諸科学とのからみ合いの中から
福原 富佐恵
1
1中電病院
pp.38-39
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913031
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千葉康則氏の「私の看護学試論」①を一人の臨床看護婦として興味深く読ませていただいた。そしてこの文中には“夢”があると思った。私たちの現在の看護学が千葉氏の述べられている看護学即人間科学にまで到達する可能性は十分考えられるからである。看護学を一つの学として確立するために,私たちはいったい何を手がけるべきか,ここに重要な問題があると思う。
ここで私の考えを明確にするために,波多野梗子氏の「科学としての看護」②に述べられている諸点に対応して論述したい。
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