Nursing Study
婦人科開腹手術患者の術後生活状態の観察
佐藤 智子
1
,
海和 まつの
1
,
岩田 圭子
1
,
安部 淑子
1
1山形県立中央病院産婦人科
pp.81-83
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913009
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I.はじめに
婦人科手術患者における術後の生活状態の追跡については,子宮ガン以外の疾患ではあまり行なわれておりません。また性交障害について特殊な調査は野口1)にも報告されておりますが,一般的な症状,生活状態については少数の報告があるだけです。2)3)
私たちは子宮剔出術後,または卵巣のう腫摘出後合併症がなければ,10〜14日で退院させ,退院後は重労働や無理なことをしなければ日常生活にもどるように指導しております。(第1表)しかし退院後患者がどのような気持でおり,また実生活に復帰するのにどのような態度でいるのかはあまり明らかではありません。そこで私たちは婦人科開腹手術後,とくに子宮筋腫および卵巣のう腫の患者について,退院後どのような経過をとっているかをアンケートにより調査してみました。(第2表)
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