医学と看護1月のテーマ
院内細菌汚染—特に緑膿菌について
柴田 尚一
1
1東北労災病院整形外科
pp.52-53
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912999
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労災病院の性格上,褥創を有する脊髄損傷患者が多数入院しているが,褥創処置の問題は看護面においてもきわめて重要な業務となっている。本報告は主に創傷処置時における看護上の注意を,特に院内感染上きわめて重大な問題となっている緑膿菌蔓延に苦慮し,われわれ医療従業者の当然払うべき注意について,再考を促す趣旨で行なわれたものである。
緑膿菌感染症の問題は各科にわたる問題であるが,ここでは特に整形外科領域における創傷処置に関する意見に限定したいと思う。
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