医学と看護11月のテーマ
乳癌手術の看護
根岸 登志子
1
1群馬大学医学部付属病院藤森外科
pp.52-54
発行日 1966年11月1日
Published Date 1966/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912933
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はじめに
乳癌の症例に数多く接し,看護するものとして乳腺は胸壁皮下にある表在性臓器であり,その切除手術は体壁外の侵襲であって,生命維持に大なる影響を及ぼすものではないが,女性の象徴ともいうべき乳房の切除は,精神的にきわめて負担であり,その術後に瘢痕の醜形を残したり,上腕の機能障害を残したりするので,術後看護の重要性を考え述べてみることにする。
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