看護□社会学
職場の非公式集団(2)
杉 政孝
1
1立教大学社会学部
pp.74-75
発行日 1966年10月1日
Published Date 1966/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912905
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前回の概説で,合理的な病院組織の単位職能部門として制度的に構成されている職場に,自然発生的に非公式集団が生まれ,そこに制度化されてはいないが情緒的な論理もあることをご理解いただいたと思う。今回は,さらに続けて,そのような非公式集団が,職場のメンバーである看護婦にとって,社会的にどんな意味をもっているかを説明してみたい。前回が職場の非公式集団の形態論であったとすれば,今回はその内容的な意味の問題と考えていただいてよいだろう。
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