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看護学の成立を具体的経験のなかから探りだし創りだすために—第1回東京看護学セミナー総括の記
東京看護学セミナー世話人会
pp.42-44
発行日 1966年2月1日
Published Date 1966/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912628
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〈セミナーの企画〉
看護婦集団は学習意欲の極めて高い,素晴らしい集団であるといわれている。しかし同時に余りに受動的で批判力がない,主体性に欠ける,自己主張が乏しいといわれるなどの批判に耳を傾ける必要もあろう。しかしながら,個々の看護婦が内に持つこの学習へのエネルギーは如何にすれば新しい価値を生み出す強力なエネルギーに結集することができるのであろうか!
看護婦は日々の複雑多岐な看護業務の中に埋まり,まことに混み入った人間関係の医療チームの中で,ややもすれば押しつぶされそうになりながらも一生懸命に仕事を支え,また,辛うじて自分を支えている。
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