Nursing Study
肺結核外科療法の看護
坂口 宮子
1
,
外科病棟看護婦一同
1
1愛知県立尾張病院
pp.83-87
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912607
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.はじめに
最近,麻酔,輸血,抗結核剤が発達し,肺結核外科療法の適応範囲は拡大されたが,その反面,それに伴う副作用の多彩性のため,肺結核の術後看護はますます複雑性をまし,看護が如何に重大なものであるかを痛感する。私どもは,基準看護の中で能率的かつ正確に業務を遂行するために一定の手順にもとづき術後看護を行なつてきた。私どものこの看護が術後の予後決定の上に,また患者の精神面に与えた影響を知ろうと考え,昭和37年4月〜40年3月までの3年間の手術例より異常症例を検討し,さらに昭和35年4月〜40年3月までの手術患者296名にアンケートを送り,心理面について検討を加えた。
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.