特集 看護婦の勤務と生活の合理化
第2部 よりよく学ぶために
外国語の勉強の仕方
菊地 博
1
1東芝林間病院
pp.84-86
発行日 1961年6月15日
Published Date 1961/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912545
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はじめに
医学書院の編集部から,なにか外国語の勉強の仕方について書いてほしいとの希望であるが,私のごときものには身分不相応だと思いつつ,あえて筆をとつた次第である。また,このような大それた問題について,看護婦の皆様にお話申上げることが,妥当であるか,否かは別として,日ごろ,私が考えていることもあるので参考までに書いてみよう。
まず,今までの語学教育のあり方を反省してみる必要があると思う。というのは,会話というものが,まつたく無用の長物のように考えられていたことである。これは日本人が海外で働く上には大変にマイナスの点であるが,これについては後ほど,詳述するつもりである。
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