統計
日本人の体格
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.1
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912455
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昭和37年5月の国民栄養調査によると,わが国の国民の身体発育状況は上図の如くである。総括的にいって,11歳頃までは女は男を少し下廻りながら,類似の曲線を描いて発育しているが,その後13歳ぐらいまでは一時女の発育が優る。そして女は16歳ぐらいで発育が停滞するが,男はさらに19歳ぐらいまで発育をつづけてのち停滞する。発育の完了時の状態で男女を比べてみると,身長では男が164〜165cmであるのに対し女は153〜154cmと男の約93%であり体重では男が55〜56kgであるのに対し女は49〜50kgと男の約90%である。なお,脚長は男75cm,女68〜69cmで,男女とも身長のほぼ45%である。また胸囲は男85〜96cm,女81〜82cmで,女は男の約95%と性差が少ないが,身長に対する比はやや女が大きい。
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