クラビヤ
日本人の体格に合わせた小林式分娩台
pp.6-8
発行日 1963年10月1日
Published Date 1963/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202617
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従来の分娩台は,たたみの上の分娩の延長の感があったが,この点諸先生により種々考案がなされている。この分娩台は,現在の日本人の体格に合わせ上台(背部)を従来より約20cm長くし.さらに側サクを取りのぞき,この部にレールを取りつけて,血圧測定,点滴静注の目的のため手術台と同様手の固定ができるようにした。
また手を消毒したあと,手をよごさずできるだけひとりで種々の操作ができ,分娩により起こり得る可能性のある外陰裂傷,頸管裂傷,胎盤輸血の考え方,出血量の測定を容易にし,無痛分娩の際の足の固定,その他産科的種々の手術に応用できるように考案してみた。
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