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小児病棟に保母は必要か—155人のおかあさんへのアンケート
井上 ま津江
1
,
鈴木 順子
1
1横浜市立市民病院看護科
pp.52-53
発行日 1964年6月1日
Published Date 1964/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912271
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本来,保母は児童福祉法に基づき日常保育に欠ける,あらゆる児童の福祉のために,広く貢献しているが社会の移り変わりとともに幼児教育のみでなく,最近では,家庭福祉員ならびに学童保育と職域も広くなりまた小児の慢性疾患の入院中の療育にも,保母の活躍がみられるようになった。
ことに完全看護の組織化された総台病院においては,家族の付き添いも限られているので,はじめて入院を体験する児童には,精神的不安,他の児童との社会的生活,日常基本生活の指導,身体の発育とともに,精神発達のいちじるしい時でもあるので,小児病棟における精神衛生を管理する日的からも,保母の必要性が叫ばれている。
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