特別レポート
新しい小児病棟の方向—保母の役割とその重要性
広瀬 誠
1
,
野原 敏子
2
,
大場 淑子
2
1横須賀共済病院小児科
2横須賀共済病院小児科病棟
pp.36-40
発行日 1965年4月1日
Published Date 1965/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913554
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小児看護の特徴は,単に疾病の看護だけでなく,保育という基本的要素が含まれていることであり,このことは小児の治療看護にあたるものの誰しも認めるところであります。しかしながら実際には入院患児の年令に巾があり,それぞれの年令に特殊性があるため,また他の科と異なり入退院が激しいために一貫した保育をなしその効果をあげるには,現状においては看護婦だけでは至難の業といわざるを得ないと思います。
そのために小児病棟において,その看護チームに専任の保母を加えることの必要性についてここ数年来各方面で強く叫ばれており,また本誌上その他にもその必要性ならびに役割が報告されるようになりました。
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