統計
身体障害者
西 真楠
1
1厚生省統計調査部
pp.1
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912230
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昭和35年4月に厚生省が行なった身体障害者実態調査によると,その数は95万人にのぼり,その出現率は人口1000対10.2である。その内わけは上図のうちの帯状図表に示すように肢体不自由者が約60%を占めている。なお,障害の複合したものは全体の5.3%である。次に視覚障害者,聴覚障害者,肢体不自由者別に原因,介護の要不要,就業の状況をみるとパイ図表(円形図表のこと)の如くであり,原因では聴覚障害者の先天性と肢体不自由者の業務上の災害が目立つ。また介護では当然のことながら視覚障害者に介護を要するものが多い。さらに就業では就業している者が半数程度という状況である。
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