座談会
看護改善のポイント—東北地方の看護の現状
斉田 トキ子
1
,
長浦 レイ子
2
,
加藤 政子
3
,
若松 弘子
4
,
目黒 千枝子
5
,
高橋 弘子
6
,
高橋 米子
7
,
菊田 せい子
8
,
芳賀 洋子
3
1宮城県看護係
2国立青森療養所
3宮城野病院
4岩本病院
5宮城第一病院
6東北公済病院
7東北労災病院
8仙台赤十字病院
pp.30-36
発行日 1963年2月1日
Published Date 1963/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911847
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恵まれない行政,財政の中で
本誌 皆さんお忙しいところを,どうもありがとうございます。きょうは,地方の看護婦さんの声を聞くということで,お集まりいただきました。これからの看護業務はどうであるか,いろいろ忌揮のないお話しをお聞かせください。司会は県の斉田先生にお願いいたしたいと存じます。
司会 近ごろ看護の問題が社会的にも取り上げられて,討議を加えられる時代になりました。一昨年の病院スト以来,看護婦問題はいろいはなところで分析され,科学的な検討も加えられております。けれども,私たち第一線の業務に従事しておりまして,たくさん問題点を抱えております。たとえば業務の合理化の問題,看護婦の数の問題,あるいは看護婦の教育,待遇の問題などがあります。本日はそれら業務を中心に,皆さん方の体験を通じて問題点を探求していただき,将来どういう看護業務があるべき姿であるかというようなところまでお話しいただぎたいと存じます。
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