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資料
東北地方における精神科医療の現状と問題点—医療と研究
Current States and Severa1 Problems of Psychiatric Care in Tohoku: Therapy and Study
兼谷 俊
,
本間 俊行
Takashi Kanaya
,
Toshiyuki Honma
pp.957-963
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201949
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I.緒言
著者の一人である本間は,第9回精神衛生東北ブロック研究協議大会の席上,民間精神病院の立場から,自治体精神病院への期待と役割りについてアンケート調査の結果を発表した1)。次いで著者らは,第67回日本精神神経学会総会におけるシンポジウムの中で,新潟を含む東北7県における精神科医療の現況について発言する予定であったが2),この徳島総会は周知のような結果で,発表の機会を得られないまま終了してしまった。しかるに今回,兼谷が第25回東北精神神経学会(昭和46年3月25日)において表題のテーマにつき,病院の立場から発言を要請されたことから,これまでの資料を整理,分析し問題点を探ろうと考えた。
以下はその結果である。
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