特集 貧血
貧血と看護—内科的問題
高城 弘美
1
1京都第二赤十字病院内科
pp.50-51
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911827
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1.治療方針に基づく適正な看護により,症状を軽くする
1)原因の明らかなものはその除去に努め
2)原因不明の場合は,赤血球の大きさおよび色素係数から治療方針が決定されるので,それに基づいた看護計画をたてます。一般に鉄剤,銅剤,砒素剤,アミノ酸およびビタミン類は低色素性小赤血球性貧血に,肝臓製剤,葉酸,ビタミンB12は高色素性大赤血球性貧血に有効であり,高度貧血に対しては,貧血の種類を問わず輸血がなされます。
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