特集 貧血
貧血と看護—外科的問題
相模 はつ子
1
1聖ルカ国際病院外科
pp.47-49
発行日 1963年1月1日
Published Date 1963/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911826
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手術前の患者の状態は,手術および術後の予後に大いに影響する。もし手術を必要とする患者に貧血が存在するときは,適正な治療をなし,じゅうぶん回復をまって手術を行なうことが望ましい。
1.外科で取りあつかう貧血
1)急性失血性貧血
外傷,内臓出血(たとえば胃・十二指腸潰瘍,食道・胃静脈瘤破裂,消化管の癌など)
全循環血量が減少し,赤1血球,ヘモグロビンともに減少する。
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