臨時増刊 病院看護婦の行なうべき看護業務
Ⅰ看護業務の検討はなぜ必要か
橋本 寛敏
pp.1-34
発行日 1962年10月1日
Published Date 1962/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911764
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看護婦の業務は,保助看法に「患者の療養上の世話と,診療補助をする」と明記されていますが,職業を取締る法律としては,このように概念的に定義するのが無難であります。しかし看護がとどこおりなく病院で行なわれ,効果をあげるような管理をするにも,また,看護婦養成教育をするにも,これでは足りません。もっと具体的に,看護業務内容を細かく分析,評価して,規定しなければならないのであります。
看護の職業が現われましてから,すでに100年以上の年月を経た今日,学術も,社会状勢も,全く一変していろいろな条件に支配され,看護業務の内容も,著しく変化してきております。
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