特集 看護学院新入生のために
看護に寄せる希望と批判—先輩看護婦はこう考えている
卒業して一年 僻地に夢を抱いて/自からの力で方向をあやまらず/プライドをもつてのびのびと/臨床看護婦一年生の願い
大西 ハル
1
,
宇野 久子
2
,
山田 紀子
3
,
福地 紀子
4
1青森県むつ市立病院
2国立京都病院
3日赤中央病院
4聖ルカ国際病院外科病棟
pp.22-28
発行日 1962年4月15日
Published Date 1962/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911598
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1年前,大きな希望と不安を抱いて,本州最北端の青森県下北郡むつ市立病院に就職しました。市立病院といっても,新市発足と共に昨年8月誕生した,いわば赤ちゃんの病院で,そこには伝統もなくこれから一つ一つ自分達の手で創造していかなければならない仕事が山積されています。
私はこの病院就職にあたり,次のような考え方で,あえて僻地といわれるこの地を選びました。かいつまんで申しますと,1.病院がまだ新しいということ。すなわち内容が固定されていないところでは,原則と実際の矛盾が少ないので,働らきがいがあるのではないかと考えたこと。
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