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被害は最少限にくいとめることができた—国立病院総婦長会議の事故から
井上
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1本誌
pp.62-63
発行日 1961年7月15日
Published Date 1961/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911434
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“さすがに看護婦さんは落付いたものだ”。“国立病院の機動力も予想外に大きい”こんな言葉が最近看護婦さんの間で交されていた。いつもは看護し,患者をみとる立場にある人たち,しかもその責任者として何十人,何百人の看護婦さんを指揮して働らく立場にある人たちが一度に40人も重軽傷を負つた。
国立病院総婦長会が群馬県水上温泉藤屋ホテルで開かれたのは5月24日,まだ会議も始まつたばかりの正午に記念撮影を行ない,そこで突発的に事故は起つた。あれから3週間,後仕末は一段落はしたが,騒ぎが落着いてから,その瞬間からの経緯を振返つてみると,そこにさまざまの教訓が含まれている。
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