扉
テンション民族
pp.1
発行日 1960年9月15日
Published Date 1960/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911155
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お琴でも三絃でも,ヴァイオリンでもハープでも,ピンと絃がはられていないとよい音色は出ない。又音の高低・清濁の関係から,絃のはり方に技術があるわけです。さればこそ,琴のコマ・ヴァイオリンや三絃で指で絃をおさえ,その長短と,はりに味をもたせているわけでありましよう。
はりつめた気持とか,心の琴線とかいう言葉が出来ているのも全く関係のないことでもなさそうであります。心のはり,即ち言葉をかえていえば,緊張ということにもなるでしようか。
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