--------------------
産忌に關する民族の思想
小林 茂雄
pp.60-64
発行日 1955年4月1日
Published Date 1955/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611200835
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
お産は新生命である胎児の生まれ出る現象であるから,目出たいものとして,祝福されるが,一方においては穢れとして,忌まれていることも忘れることができない.
然らばなぜ子宝の生れ出るお産がかくも不浄なものであるかと云うとこれには異論があるが要するに月経を不浄として,これを忌んだ習慣が共の原因となつたものであろうと思う.
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.