口絵 続・写真解説看護技術・14
脳性小児麻痺患者と下顎牽引患者等の食餌の与え方
浅田 美智子
1
1東京大学衛生看護学科
pp.5-8
発行日 1960年6月15日
Published Date 1960/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911105
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I,脳性小児麻痺患者の食餌の与え方
脳性小児麻痺の患者は,程度の差こそあれ痙直,アテトーゼ,硬直,運動失調,振顫等が主症状であるから食餌を摂取すること自体,非常に困難な場合が多い。また神経質であること,運動不足になりがちなこと,食事に関係ある筋肉の麻痺等では食事の与え方に種々な問題が起ってくる。いずれの患者の場合にも,小児期の出来るだけ早い時期から,吸う,かむ,嚥下することの練習を重ね,食事がひとりで摂れるよう訓練してゆくことか望ましい。
このような患者の食事の介助には……
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