口絵
吐血,喀血,下血の応急処置
中山 ムヨ
1
1専売公社東京病院
pp.5-12
発行日 1958年7月15日
Published Date 1958/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910636
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
吐血,喀血,下血の場合相当量の出血があつて放置すれば,失血死,ショツク,窒息の危険がある.あるいは,内科,外科的処置を早急に心要とするといつたものが問題になります.
吐物,痰に血がまざる,便に血が附着するといつた程度で応急処置を必要とする事は多くありません.しかし,軽い症状が思わぬ伏兵であつて,疫痢,大出血等の前駆となる事もありますので,厳重な監視は必要です.
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.