医学の話題
人工腎臓,他
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pp.57
発行日 1958年4月15日
Published Date 1958/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910586
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人間の身体の中に悪い処があればこれをとつてしまうのが一般の手術的療法である。その悪い処が,どうしても残しておかねばならぬなら,とつたあと他から移植して代用させる。皮慮の移植や角膜移植がその例である。移植がどうしても出来ない場合に,一時的に悪い部分の機能の代用をさせておいて,その間に処置を加えたり回復を待とうとする方法が人工心肺やこの人工腎臓である。
人工腎臓は最近漸く活用されて来た。朝鮮動乱の際に米軍が使用して可成りの成績をあげたそうだが,日本でも東大,群大などの外科で盛んに研究が進められている。
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