特集 こういう看護を何故すべきか
検査物の取り扱い
阿久津 フミ子
1
1武蔵野赤十字高等看護学院
pp.163-167
発行日 1956年10月15日
Published Date 1956/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910215
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I.目的
多くの試験検査の結果は疾病の診断及び治療の適否又は予後判定等の資料として重要なものであり,正確な結果を得るためには,可検物の採取方法及び試験方法が適切でなければならない。検査物の採取のあるものは医師自身で行われるが屡々行われる多くの検査物は看護婦が採取しなければならない。従つて看護婦は検査目的及び可検物の性状をよく弁え,科学的な理解と正しい方法により責任をもつて取扱うことが大切である。
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