特集 必修 日常検査の実技
生理
心電計の取り扱い
安藤 文次
1
1国立病院医療センター研究検査科
pp.96-98
発行日 1975年8月1日
Published Date 1975/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543200853
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
心電図の記録で留意すべき要点は,正確な波形が記録されているかどうか,被検者に負担も与えず,安全面に手ぬかりがないかどうか,などであろう.心電計の基本的な取り扱いをおろそかにしては,決して満足できる結果が得られるものではない.そこで今回は,ごく一般的な交流式,1素子型心電計を用いて,通常行われている12誘導を前提として,その記録の手順に従って述べてみることにする.取り扱いを確実なものとするには,装置の動作や仕組みにできるだけ興味を持ち,これを理解することが近道である.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.