講座
白内障の看護
佐藤 美智
1
1東大分院眼科
pp.13-17
発行日 1955年11月15日
Published Date 1955/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909970
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白内障の看護法をと言うことですが看護の基礎になるものは,これは内科や外科の場合と共通した一般的のことが,そのまゝ適用されます。しかし眼は最も重要な感覚器でありますから,その看護,殊に手術後の看護に就いては,特殊な看護の仕方が必要になつて参ります。即ち,手術が上手に行われても術後の看護が上手に行われなければ,感覚器としての機能の回復はおくれ,ある場合には永久に損われたまゝになつて居ります。従つて眼の病巣の術後の看護に際しては充分な智識のもとに,細心の注意を相当長期間払う必要がありますが,この度は老人期に多い白内障の手術前後の看護法に就いて申し述べてみたい思います。
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