講座
リユウマチと神経痛の看護
山下 サヨ
1
1国立伊東温泉病院
pp.19-22
発行日 1955年3月15日
Published Date 1955/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909766
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リユウマチと神経痛は軽症なものは医治を必要としない程度のものもありますが,重いものは複雑な病態を呈し頑固な身体的症状が続きます。一般に急性症状を呈する場合には急性疾患として看護致さねばなりませんが,慢性となつた場合には慢性病とりて取り扱わねばなりません。それで看護も一様でなく,一般看護は申すに及ばず藥物療法理学的療法(温泉療法を含む)場合によつては整形外科療法についての看護も附きねばなりません。慢性の場合には精神身体医学方面の考えを以て看護する必要も出てきます。又退院しても社会に復帰する前には作業療法や理学療法等の後療法,更生医療を必要とする場合も御座います。リユウマチには急性リユウマチ,慢性関節リユウマチ,筋肉リユウマチ及び神経痛等がありますので,その一般的な看護についてそれぞれ述べて見ます。
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