講座
看護婦のための病院管理学(9)
守屋 博
1,2
1東一管理所
2厚生省病院管理研修所
pp.38-41
発行日 1954年4月15日
Published Date 1954/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909545
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病棟外の診療設備(その3)
14.藥局
患者を治療する時色々の治療行為をするものであるが,その内藥品を使うものが圧倒的に多い。今我々の病院の例で見ると,入院1名当り,注射が10.4点,処方藥が3.9点になつている。経費の方から見ても,総経費の2割を占めている。昔は医師の事を,くすしといつた様に医療行為の大部分を占めていたが,近来は他の手術,深部治療等の占める割合が増して来たから無意味な藥を使う人が少くなつて来た。しかし化学療法,抗生物質療法等の進歩によつて大量効果的の藥品の使用度が増している。
藥局は,藥剤師によつて,指導され,病棟に看護助手が必要な如く若干の藥剤助手を必要とする。
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