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平和の使徒—アルベルト・シュワイツア
高橋 功
pp.38-41
発行日 1954年2月15日
Published Date 1954/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661909509
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アルベルト・シュワイツアが1年遡つて,1952年度のノーベル平和賞を贈られることになつた。
シュワイツアは1875年に生れたのだから今年は79才という高令である。誕生の地カイゼルスベルグは,今はフランス領だが,当時はドイツ領で,父はそこで牧師をしていた。5才の時父からピアノの手ほどきを受け,教会のパイプオルガンも習い9才の頃には讃美歌の伴奏をつとめたほどの上達ぶりだつた。
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