アメリカより歸つて 對談・3
伸ばそうこれからの看護業務
日野原 重明
1
,
橋本 寬敏
2
1聖路加病院内科
2聖路加病院
pp.52-55
発行日 1953年3月15日
Published Date 1953/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907269
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ボストン
7月の終りから8月にかけてはボストンに行つて,マサセッチュ・ジェネラル・ホスピタル,ヒョーター・ベント・ブリガム・ホスピタルにゆきました。兩者共にハーバード大學系で古い有名な病院です。がつちりした研究をやつております。ここではドクター・ホワイト(心臟の大家)が,非常に親切に私のことを世話してくれました。この病院では夏休み中にもかかわらず,休みもなく,いろいろの會が活溌になされておりました。
ニューヨーク,ボストンにいる間はすごく暑かつたのですが,暑さも忘れてあつちこつちの病院を見學したわけです。それから息拔きにナイヤガラにいつて巨大な瀧を見ました。夜は照明により人工的に赤,緑,青等に着色されて丁度ステージショウを見ているような感じでした。それからデトロイトのウエン大學を訪問してから,シカゴを經てロチェスター(ミネソタ州)に行きました。
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