特集 患者を樂にするために
産科
保健指導について
pp.65-68
発行日 1952年12月1日
Published Date 1952/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907190
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塚本 いろいうな初めてで分らないことに對してですけれども,姙娠中のいろいうな月ごとの教育とか,分娩中はどういう經過になつてどうこうということについてのそういうテキストみたいな本があつて,最後にお母さんがおつぱいから離れるまでの何か簡單なものがあればいいと思います。それによつて教育したら耳で聞いたよりも實際にそのときどきに思出したりできると思います。初めて分娩の方でもどういう經過と書いてあつたら,そういうふうになつてきたんじやないかということが本能的に母親として分ると思うんです。
佐々木 それはそういう指導の本を讀んだり,專門的に勉強した方もあるでしようしそうでない方もあるんですが,やはりその人によつて,それを見分けて説明の方法があるんじやないでしようか。この人にはこういうふうに,この人にはこういうふうにと,こちら側で指導してやるこみが必要でしようね。
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