発行日 1949年7月15日
Published Date 1949/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661906496
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看護婦さんの髪のことについては御自身も其の他の人も隨分氣にかけて居るのですがさて各病院や勤務所での風習もあり帽子を被つも後れ毛や室内に風などがあるときは兎角髪が亂れがちになるのは致しかたもありません。そのとき折角消毒した器械や包帶材料や或は心ならずも消毒した創の中に落ちたり,又は觸れたとしたらどうでせう? 自分も人も隨分心配をすることでせう。で私は前に病院長をしていたときも特に手術場や包帶交換などする場所へ出る看護婦さんには帽子の下に毛で作つたナイトキヤツプの樣なものをかぶせ其の上に帽子をかむつで外觀も體裁も惡くないようにし人も自分も安心するようになりました。このことは大切なことですから皆さんの中でいい思付がありましたら此の誌上にお知らせ願ひたいと思ひます。
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