地球の子どもたち・13(最終回)
髪をゆわえた子
長倉 洋海
pp.182
発行日 1992年3月25日
Published Date 1992/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611900519
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髪の毛をきれいにゆわえてもらった男の子。母親が子の無病息災を願ってするのだという。
イスラム戦士の息子を失った母親が、その墓を掘り起こしてでも息子に会いたいと泣いているのを見たことがある。子を亡くして精神障害になる女性も多いという。同じアフガンの地で、親たちの悲しみや願いをかいま見た。
アフガニスタン。自然は厳しいが、四季は美しい。山の雪解け水で木々が緑に息づく夏、一面の小麦畑が収穫を前に、黄金色に輝く秋……。そんな中で、子どもたちは働き、遊び、育ってきた。
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