特集 はじめての脳死・臓器移植—そのとき看護は
腎臓移植を受ける人への看護のかかわり(2)—拒絶反応を管理し,患者との信頼関係を重視
八重樫 妹子
1
,
早川 陽子
1
,
板橋 真樹
1
,
斉藤 真紀子
1
1東北大学医学部附属病院
pp.929-933
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905944
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はじめに
1997年10月16日に「臓器移植法」が制定されたことにより,脳死ドナーからの臓器移植が可能となった.1999年2月28日に高知赤十字病院で法に基づいた脳死者からの日本ではじめての臓器摘出が施行された.今回の脳死臓器移植では臓器提供にかかわる透明性の確保とプライバシーの保護の両立,また報道機関の報道姿勢が大きな問題となった.当院では腎の提供を受けたレシピエントの看護に携わった.ここにその看護の実際を報告する.
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