特集 はじめての脳死・臓器移植—そのとき看護は
肝臓移植を受ける人への看護のかかわり—脳死肝移植第1例の経験から学んだこと
小山 道代
1
,
西澤 尊子
1
,
丸山 ひさみ
2
,
森田 孝子
2
1信州大学医学部附属病院
2信州大学医学部附属病院看護部
pp.918-923
発行日 1999年10月1日
Published Date 1999/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905942
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
1999年2月28日,日本においてはじめて脳死判定に基づく臓器移植が行なわれた.
信州大学病院では1990年から1999年7月までに107例の生体部分肝移植が実施され,脳死移植に向けて準備を進めてきた.手術後の看護は生体肝移植も脳死肝移植も基本的には変わらないものであり,到達目標は,移植した肝臓の機能が安定し,手術前と変わらない生活が維持できること,合併症を併発しないことである.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.