特集 ここまでできる外来看護
通院透析患者の療養と生活を支える
松井 みゆき
1
1新生会第一病院看護部
pp.637-639
発行日 1999年7月1日
Published Date 1999/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905879
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はじめに
一般の外来患者と,通院透析患者では特徴が異なる.通院透析においては1週間に3回と決められた通院が絶対条件であり,通院を中止することは死を意味する.しかも治療も患者とのかかわりも長期間にわたる.外来は地域で生活している人,入院する人,退院した人の拠点となる.医師や看護婦は通院してくる患者を継続して観察し,状態が悪くなれば入院が必要か否かの検討をする.また患者の残された機能を最大限に活用し,在宅での生活を支援することにより,入院を遅くさせることもできる.
本稿では,当院および関連施設における通院透析患者の実態をもとに,患者への援助と看護婦の役割について述べる.
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