フロントライン'99 夜勤
いまこそ夜勤条件の見直しを—「看護職員の労働負担と健康影響に関する調査」にみる夜勤の負担
米田 幸夫
1
1自治労中央本部衛生医療評議会事務局
pp.150-155
発行日 1999年2月1日
Published Date 1999/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905772
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はじめに
自治労(全日本自治団体労働組合)は看護労働の改善に向け人員確保,労働時間短縮,看護体制,労働安全衛生の確立を求め闘っています.しかし看護労働は,複雑多様化した疾病構造の変化や患者の看護に対するニーズの向上などによってさらに厳しくなっています.
急速な高齢化の進展や保健医療をとりまく環境の変化などにともない看護婦不足が社会問題となり,1992年「看護婦等の人材確保の促進に関する法律」が成立し,看護婦需給計画に基づき全国的に看護婦の増員がなされてきました.しかし現場は,いまだ少ない人数で過酷な労働実態となっています.
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