特集 夜勤を科学する
夜勤業務の見直し—業務のスリム化,負担の軽減とその限界
梁瀬 とき子
1
,
諸岡 マスエ
1
,
大河原 温子
1
,
萩原 利津子
1
,
青木 孝子
1
1公立富岡総合病院看護部
pp.713-718
発行日 1992年8月1日
Published Date 1992/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900690
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看護婦=夜勤=大変!
私たち看護婦が職業を聞かれて,「看護婦です」と答えると,必ずといっていいほど「大変ですね」という言葉が返ってくる.なぜだろう.人の命を預かる責任の重い仕事だからということももちろんあるだろうが,それだけなら,「医者です」と言ったとき「大変ですね」とそれこそ真っ先に返ってくるはずである.
看護婦の仕事が,「朝昼晩を問わず不規則な時間帯に,こまねずみのように休まず働き,しかも人命を預かる責任の重い仕事」,この三重の重みに対する同情からであることは疑いない.
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