グラビア このひと'99
飯島恵道さん—諏訪中央病院緩和ケア病棟看護婦 看護婦として,仏教者として終末期にかかわる
いいじま けいどう
1
,
本誌編集室
1諏訪中央病院
pp.5
発行日 1999年1月1日
Published Date 1999/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905742
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飯島さんは仏教系大学の大学院まででたれっきとした尼僧(曹洞宗・東昌寺)であり,かつ諏訪中央病院の緩和ケア病棟で働く現役の看護婦である.目下は「看護婦90%,尼僧10%の生活」だそうだ.かつては看護婦になるか尼僧になるか悩んだ時もあったというが今は“どっちもやればいい”と思うに至っている.
そして看護学生のころ,心肺蘇生の場面をみてやりきれないものを感じ,人間の最期はこれで良いのだろうかと疑問をいだいて以来,終末期医療や終末期のあり方は彼女のライフワークとなった.駒沢大学大学院での修士論文テーマは『ターミナルケアにおける仏教者の役割—仏教教理と実践の融合をめざして』だった.
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