グラフ
がんを受け入れ生きいきと過ごしたい—ボランティアとがんの子どもたちのキャンプ活動
八木 保
,
本誌編集室
pp.998-1003
発行日 1998年11月1日
Published Date 1998/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905700
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8月26日から28日までの3日間,神奈川県三浦市で,がん告知を受けた子どもたちを対象としたキャンプが開催された.主催は,細谷亮太医師(聖路加国際病院小児科部長)が代表を務めるボランティア団体「スマートムンストン」.白血病などの告知を受け,闘病してきた31名が参加した.親を伴わない,患児とその兄弟という子どもたちだけの活動は,主催者にとって初めての試みだ.
26日の初日は,午前8時に東京駅に集合して2台のバスで三浦海岸へ出発・地引き網を体験した後,キャンプ施設「県立ふれあいの村」へ移動した.午後は施設の広場で同行した米国人女性パフォーマー,サンディー・ジョンソンさんが風船で動物や花などを作って披露したり,作り方を指導する中で初対面の参加者同士の交流が広がっていった.
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