グラフ
身近な動物が心を癒す—地域のボランティアとともに広がる動物訪問活動
八木 保
,
本誌編集室
pp.716-721
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905400
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5月の第2日曜日,荒川区の特別養護老人ホームグリーンハイム荒川で,動物訪問活動が行なわれた.この催しは,職員が横浜市の特別養護老人ホームで動物が飼育され,自然との温かい触れ合いがなされていることを知り,是非ここでもそのような機会を持ってもらおうと,この動物飼育をサポートしてきた(社)日本動物病院福祉協会*1)に依頼し,昨年7月から3か月に1度のペースで行なわれてきた.
当日は小型犬,猫,うさぎなど計11匹の動物が獣医師,ボランティアらに連れられて集まった.入所者の集まる30分前に,動物の健康状態,入所者と対面する時の注意点についてスタッフ間のミーティングが行なわれ,その後ボランティアらは動物を抱いて各階のデイルームへ向かう.約100名の入所者は,ほぼ全員が予定の時間には,部屋から出てデイルームに集まった.
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