特集 情報ネットワークを活用する
情報ネットワークを利用したセルフヘルプグループの運営—「障害児と働く母親ネットワーク」おや同士のつながりを求めて
岩本 聖子
1
1障害児と働く母親ネットワーク
pp.310-315
発行日 1998年4月1日
Published Date 1998/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905560
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はじめに
セルフヘルプ・グループ(以下SHG)と呼ばれるものには,さまざまな形態や規模があります.そのなかで,このところ急速に普及し始めたインターネットやパソコン通信によるオンラインネットワークを利用したSHGが,近年多く出現するようになってきました(コラム参照).本稿では,私たちが作ってきた,そのようなネットワーキングの試みの1つについてご紹介するとともに,ネットワークを作ることになった経緯として,障害児とその働く母親をとりまく心理社会的状況について,またオンラインネットワークを利用したSHGの可能性について,私たちが考え,経験してきたことをもとにお話を進めていこうと思います.
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