連載 H・I・V—AIDS看護はいま・2
患者教育とサポート作り
池田 和子
1,2,3
1エイズ治療・研究開発センター
2国立国際医療センター病院
3HIV/AIDS看護研究会
pp.768-771
発行日 1997年8月1日
Published Date 1997/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905409
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はじめに
HIV感染症の治療法は,昨年のプロテアーゼ阻害剤の発見とともに日々変化し続けています.当院を受診している多くの患者やその家族が,新聞やテレビで取り上げられる情報が明るいものに変わって良かったと話しています.
HIV感染症は,長い間外来診療を続けてゆく疾患であり,糖尿病や高血圧,ぜんそくなどほかの慢性疾患看護に学ぶものが多くあります.それは,初診時から始まる患者教育であり,セルフケア指導です.これらは継続的に行なわれることが重要であり,医療者以外の,たとえば先輩患者や家族,友人などにも協力をお願いしています.
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