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マスターしよう検査技術
緩衝液の作りかた
桑 克彦
1
1筑波大学医療技術短期大学部
pp.1491-1496
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900435
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はじめに
臨床検査として用いられる種々の生化学的反応手段に影響する因子の一つに,pHがある.そして,これらの反応条件として,pHの変化をできるだけ少なくするために用いるのが,緩衝液(buffer solution)である.例えば,日常検査で異常な結果を示したある酵素があったとすると,その酵素の至適pH,Km値,分子サイズ,活性化エネルギーなどの生化学的性状を検索することが多い.この場合は,いずれも特定の緩衝液を作製して実験に供することになる.緩衝液の作製は,緩衝剤(buffer)に酸あるいはアルカリを加えて目的のpHにすることで行われる.このとき目的のpHに合わせるためにpHメーターが用いられる.
ここでは緩衝液の作製の要領と緩衝液の選択のためによく用いられるpKa(酸解離定数Ka:pKa=-logKa)値などについて示す.

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