ボランティア:住民に支えられて—諏訪中央病院・11
地域に定着したボランティアの輪—「沙羅の木会」のボランティア活動
田辺 庚
1
1諏訪中央病院
pp.979
発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903414
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平成2年4月に老人保健施設「やすらぎの丘」が当院に併設されました.介護保険が実施されてからは介護老人保健施設となりましたが,年々入所,通所サービスの充実,向上を目指して着実に発展しながら今年で12年目を迎えました.同施設の歴史をともに担ってきたボランティアを今回は紹介いたします.
看護職である初代副施設長は,開設当初から地域に開かれた施設とし,入所者に行き届いた介護を提供するためにボランティアの導入を考えていました.そこで,行政の保健婦のもとで保健活動の手助けを行うボランティアである保健補導員の会長に相談を持ち掛けました.保健補導員の側でも何か社会に役立ちたいと考えていたこともあり,ボランティア導入の話は順調に進みました.
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