研究と報告
喘息患者の外来吸入指導の現状と課題—神戸市立中央市民病院での経験
岡本 紀子
1
,
高野 けい子
1
,
中山 富子
1
,
千葉 三枝子
1
,
高野 博子
1
,
石原 享介
1
1神戸市立中央市民病院呼吸器内科
pp.49-52
発行日 1995年1月1日
Published Date 1995/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904722
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はじめに
喘息は,閉塞性呼吸器疾患やアレルギー疾患といわれていたが,今日「気道の炎症性疾患」との考え方が主流となっている.
治療としては,従来の気管支拡張剤を中心とした内服薬のみでは不十分で,副作用が少なく気道の炎症を予防し,喘息を増悪させない吸入ステロイド剤の使用が脚光を浴びてきた.これにより本格的な予防治療となった.
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