連載 看護相談学のすすめ・6
看護相談に活用できるカウンセリングの基本姿勢
広瀬 寛子
1
1東京都精神医学総合研究所医療看護研究室
pp.1140-1145
発行日 1994年12月1日
Published Date 1994/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904705
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前回は,カウンセリングと看護及び看護相談に共通する援助機能と,カウンセリングとは異なる看護相談独自の特徴について考察した.今回は,看護相談を行なう時に活用できる,カウンセリングの基本姿勢について考える.
ロジャーズ(Rogers, C. R.)は,カウンセラーとして重要な3つの姿勢—自己一致,無条件の肯定的配慮,共感的理解—をあげている.そのRogers理論を基礎として,私が考える看護相談におけるカウンセリング姿勢について,事例を織り混ぜながら述べていきたい.
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