特集 模索する訪問看護ステーション
地域ケアを支える医師会立訪問看護ステーション
乙坂 佳代
1
1横浜市医師会港北訪問看護ステーション
pp.1008-1011
発行日 1994年11月1日
Published Date 1994/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904676
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連携のとれた在宅ケアをめざして
1992年,老人訪問看護ステーションが制度化され,病院内しかも医師の指示の下にという立場でしか認められていなかった看護が診療報酬の対象となり,看護婦だけで独自の事業所を持つことが可能となった.高齢化社会を迎えている地域の中で,看護の果たす役割がようやく明示されたと言っていいだろう.
神奈川県では,訪問看護ステーションに先立って,自治体の訪問看護事業が昭和60年代から行なわれていたが,全国の動向に遅れたものの,1993年7月に県内では初めての当横浜市医師会港北訪問看護ステーションがスタートした(1994年9月現在,県内では10か所が開設,年内中には12か所になる予定).
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